『好き』をあなたに
彼女決定
教室に戻った春菜は麻衣達に事情を説明した。

「面白~い……ごめん…大変なのね…。」

加奈の目がキラキラしてる…。

はぁ~これ以上関わりたくなーい。

「春菜、谷口君が見てるけど…。」
麻衣の小声にちらっと谷口君の席を見る。

「見ない!見てない!」
目を逸らして小声で否定する。

「でも、ガン見だよ…。大丈夫?」
麻衣が小声で心配してる。

見ないふりよ。

気が付くと教室の皆の視線が私達の様子を伺ってる…。

ひぃ~。勘弁してよ~。

予鈴がなり、加奈は慌てて戻っていく。

このまま、気付かなかった事にしよう。
そのうち、飽きるよね…。




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