手を伸ばせば、届く距離まで。

□在るものを求め




数日たち、テスト後の疲れもなくなってきた。


しかし―――なぜだろう、華織が妙に遠くに感じる。


なんでだろう。でも心当たりがありすぎる。


ということで、ひたすら自責して順位発表を待つことにする


「…疲れたな、ホント」


普通、フラれると分かっていて告白する奴がいるだろうか。


しかも時期を待たなきゃいけない…心が折れそうだ。



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