生まれ変わってもキミが好き【完結】
あたし、バカだ。
どっかで期待してた。
あれはただの噂なんじゃないかって。
女子避けに、日下先生が嘘ついただけなんじゃないかって。
そんな期待をしてたんだ。
「若い教師ってだけで、恋愛対象になるっつーのは、前の学校で学んだからな。……どうした?」
うつむいて黙りこんだあたしの顔を、先生がのぞきこんでくる。
そしてハッとした顔で、距離をとった。
「まさか……おまえもそうとか、言う?」
困ったようなその表情。
傷ついた。
傷ついたよ、先生。
『るいち』に恋人がいるってわかった時よりも、傷ついたよ。
あたしが好意を向けたら、あなたはそんな顔をするんだね。
これがいまの、
小鳥遊凛と、日下琉一の距離なんだね……。