インスピレーション
「でも、正夢かもよ」
「え?」
「その浅井っていう人に将来出逢うのかもしれないわよ」
「・・・」
 
 真衣に言われて結子は微かな希望を感じていた。そんな予感を何となく感じていた。
「私もその夢の登場人物になれて嬉しいなあ」
「だって、親友だから」
 
 窓の外を見ると天高い秋の空に白い雲が浮かんでいた。
 額から汗を垂らしている浅井の顔が頭の中を横切っていった。

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