ホストーカー 【完】
家に着くまで、私達が会話を交わすことは無かった。
そして、キングサイズのベッドに乱暴に投げ出される。
「…お仕置きの時間だよ。」
私に覆い被さると、強引なキスをした。
いつもの麗羅ならこんな無理矢理な事しないのに。
なんで?
なんで?
…悔しくて涙が出た。
その間も、飢えた猛獣の様に
私の唇を食べる様に貪り尽くす。
「かわいい、美麗。」
「…俺の美麗。」
時折、甘い言葉を囁きながら
激しいキスをする。
麗羅は私なんか見えてなかったんだと思う。