ホストーカー 【完】
「あ、待って美麗ちゃん。」
キッチンに向かう美麗ちゃんの腕を引き止める。
「何…?」
柔らかそうなぷっくりとした唇に手を伸ばす。
そして唇のはしっこに付いたクリームを人差し指で掬い取り、自分の口の中にそのまま運ぶ。
「んー、やっぱり美麗ちゃんが作るものは美味しいね。」
「なななななな、」
「ん?」
純情美麗ちゃんは顔をリンゴみたいに真っ赤にさせて
「変態っ!!!!」
と大声を上げ、平手打ちを俺の頬にお見舞いした。