君の瞳に魅せられて ***春日の恋***

決心

本当に伝えるべきだったのか

もしかしたらまた余分なことをしたのか

菜々美をこんな風にしてしまうことが正しかったのか

そうでなかったのか?

郁人と連絡さえついていればもう少し対処できたのに。

「綾波さん、お茶でもいかがですか?」

菜々美の妹のベビ-シッタ-と言う人が話しかけてくれた。

「ずっと難しい顔されてますが大丈夫ですか?」

「あの、彼女は大丈夫ですか?」

「精神的なものだからすぐ目を覚ますそうですよ。」

菜々美は結城の家に連れて行った。

郁人からの連絡が入っているかもしれないという期待もあったし

アパ-トで菜々美と二人きりと言うのも避けたかった。

菜々美が目を覚ましたら、

郁人のいる清里へ行こうと決めていた。

このままの状態で置くことは、


菜々美にも、郁人にも

そして俺にも

良くないことは確かだからだ。

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