黒白彼氏
顔をあげるとちょっとチャラい男の子が立っていた。
…えっとー…確か…力丸修哉【リキマル シュウヤ】くん。
隣の席だから、なんとなく、覚えてるけど…。
「…そうですけど…」
…やっぱり、男の子と話したくはないな……。
「…なんか…お前、可愛くなったな。」
……きゅん…
…ってきゅんってなんだあああ?
男に可愛いって直球で言われたことないからかな…。
「…可愛くないです……。」
……でも……私は男なんかに惚れない。