コンティニュー
ここに来てか。

そんなに世の中うまくいくはずがない。
そう思いながら床を拭いていた。

「じゃあな、がんばれよ!」

ダイキは大声でそう言い放つと、手をふり教室へ走って行った。

みんなが給食の準備をしてる頃、ひとりぼっちで体育館のモップ掛けをしていた。

「だりぃ」

誰もいない体育館に声が響く。

半分拭き終わったぐらいだろうか。
ブゥーという耳障りな音が入ってきた。

聞き覚えのある音。

パソコンの本体が熱をもった音だ。
いつもパソコンをつけっぱなしにして寝てしまうので、父に怒られる
にしても、なぜ体育館で?
< 9 / 14 >

この作品をシェア

pagetop