二股?ガール -モテ期到来-
+Mote Chapter…3

♯.反則は秘密




「ぬへー……」




「なんで、顔赤くなってんのよきもいわよ」


窓にもたれながら呆れ顔でサラリと言う麗奈ちゃん。



「麗奈ちゃん……ストレートすぎるよ……」


琉稀と電話した以来、私はそれを思い出すだびに顔が赤くなる。



んで、今思い出しちゃってたわけです。


去年から私を好きでいてくれてそんなに想われてると思わなかった。


あの時に琉稀の顔をちゃんと見たのに覚えてなかった自分がアホすぎて……。


あんなイケメンなのに忘れるなんて私くらい?



「まぁ、どうせ瀬名先輩のあの電話のやつでしょ?そろそろ蒼空にちゃんと紹介した方が……「あ?」」


丁度やってきた蒼空が早速不機嫌に。


麗奈ちゃんは「来ちゃったわ」なんて平然としている。


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