ルビゴンの河の先





「………こんなに変わるのか!同じ国とは思えない」




何とか家を出発し、駅前のショッピングモールまで歩いていく間もショッピングモールに着いてからも、竹中さんはずっときょろきょろしっぱなし。


無邪気にあたりを見渡すその様子に思わず笑みがこぼれた。



「…笑うなよ」


「すみません。でもなんだか可愛らしいなぁって」


そう言うと竹中さんは顔を真っ赤にして私をにらみつける。
そこでふとある疑問が浮かんだ。



「そういえば竹中さんっておいくつなんですか?」





< 49 / 144 >

この作品をシェア

pagetop