ルビゴンの河の先





『時間がないようだ
私は戻ってしまうらしい

短い間ではあったが世話になった
感謝する

そして、どうしても伝えたいことがある

離れていてもあかりのことを想っている』






「―――ずるい…っ」



一番最後に書かれている言葉に頭が真っ白になる。






『愛している』





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