涙なあたしと笑顔なあなた
「じゃあ今日はそろそろお開きにしよっか?」
「はーい」
緩奈ちゃんが言うとみんな荷物を持って部屋を出た。
「はるちん行こぉ」
「うん、いこっ」
あたしたちも部屋を出ようとした。
「は、はるちゃん」
でも後ろから呼びとめられてあたしは振り返った。
「あの、行きたいとことか、ある?」
そこには肘村君が居て、
「はるちん、行っといで」
「う、うん・・・」
緩奈ちゃんに背中を押された。