花は野にあるように
「音は確かにしなかったと思うんだ。
そんな音が聞こえたら、授業どころじゃないし。」


今まで大事にしてきた山元先生に申し訳ないものね。


「だから、大丈夫かなって思ったんだけど。
だけど、サブバックで台を引っかけたんだとしたら、後から落っこちた可能性もあるし、土の上に落っこちたんなら音がしないかもしれないしって。
後から後からそんな風に思えてきちゃって。」


ずうっと心配だったんだ。


「だけど、お昼休みも放課後も劇の練習があるから。」


気にはなっていたんだけど、ずっと見に行けなかったんだ。
< 1,002 / 1,416 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop