花は野にあるように
ごつい靴に包まれた大きなリョクの足が、しっかりとした足取りでまた崖の方へと歩いていくのを見送りながら、僕は頼りなげに草の上に投げ出した少し腫れている自分の足を見た。


白くて、細くて、情けないぐらいに頼りにならなさそうな僕の足。


普段でも、あんまり自慢にはならないけど。


なんだか。


落ち込みそうだなぁ。


次々にやるべき事を的確にこなしていっているリョクと比べるのは間違っているんだと思うんだけど。


僕ばっかり守られていて。


やってもらうばっかりで。


なんだか。


すごく、悔しいな。
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