シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
Chapter10 二人だけのオフィス

~珠希side~

「・・・」


直帰のはずなのに、わざわざオフィスに戻って、私の為にお弁当とケーキを差し入れてくれた佐久間さん。


後で倍にして、お弁当代とケーキ代を請求されそうで怖い。



「お弁当とケーキ代、いくらですか?今、払います」


「ん、あ…今夜のは俺のおごりでいい」


「で、でも・・・」


この人に借りを作るのはキケン。


「どーしても、払いたいなら、身体で払ってくれ」



「ええ~っ!?」


瞳を光らせて、不敵な笑みを浮かべ顔を近づける佐久間さん。






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