シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
Chapter13 社内で甘いヒメゴト

~珠希side~

「お帰りなさい」


「ああー」


外回りから、佐久間さんが帰ってきた。


いつも持ち歩く…カバンを持たず、外回りとは珍しかったけど。



佐久間さんは無表情に、椅子に座った。



「データ入力…終わりました…」


「そっか」


いつもなら、私の方を見て、キチンと返事してくれるのに、今日は俯き、生返事。



「!?」



佐久間さんの身体から…夕利がつけている華の香水の匂いが漂う。










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