シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
Chapter21 クリスマスの夜

~珠希side~

私たちは年明けに引越しが決定。



烈さんと希美さん、私と郁弥の4人でクリスマスパーティ。



「クリスマスなのに、どうして鍋?」


郁弥は不満顔。



「うるせぇなあー。チキンとケーキもあるから文句を言うな!」

烈さんがキレた。

昔、ヤンキーだった烈さんがキレると迫力ある。


郁弥も黙って、カセットコンロの火を点けた。



4人で食卓を囲んで、烈さんがグラスにスパークリングワインを注ぐ。



私はシュワシュワと上がっていく輝く泡を見つめた。



「さぁー皆、グラスは持ったか?」


「はい」



烈さんの声で、みんな、乾杯。



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