王龍×姫龍
今日も空想で一日を乗り切った。
おかげで授業はお疲れさん。でもいつもより眠さ倍増。
たまり場行くのどうしようかな~。でも来いって言われたし行くかな。
いつものように和樹に電話して待っていると車が来た。
「蓮愛ちゃんお疲れ」
『おつ~かれ~』
「お前頭いかれたのか?」
和樹は優しいね。
その優しさ少し蒼也に分けてあげて。
てか少し言い方変になっただけでいかれたはないでしょ?口に山葵塗ってやろうか??
『蒼也ひどい。塚そんな山葵どうでもいいから眠いから膝と腰貸して』
「は?山葵って何だよ。塚年で腰も何だよ?」
質問多いぞ。眠いから無視。
私はブレザーを脱ぎカーディガンとスカートになって車のシートに転がり蒼也の膝に頭を置いた。
『どっこいしょ』
「お前はじじぃか」
違います。
私は蒼也の腹の方に顔を向け腰に腕を回し抱きつくように転がった。
あー落ちつく。
「ちょっお前…」
何か珍しく蒼也焦ってんなー。変なの。
睡魔に殺される寸前の私は瞼を閉じ、寝た。
「ったく、こいつわかってんのか」
蒼也がそう呟いたのは私が寝てからすぐの事だった。