ダブル☆ラブ☆ゲーム
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「本当にここでいいの?」



「いいよここで。なんか雨弱まって来てるし」



カフェを出た後、駅まで行って家まで送るよという愛斗の厚意を断る事にした。



さっきよりだいぶ雨が弱まって来てるし、これなら傘がなくてもそんなに濡れる事がなさそうだと判断したからだ。



「今日は俺が無理矢理付き合わしたんだし、マジで家まで送るよ?」



「だあいじょうぶ!じゃあ、愛斗また明日ね!」



肩をポンっと叩くと私は改札口を通る。



振り向くと困った顔をして笑っている愛斗が手を振っていてくれた。



私も笑顔で手を振り返し、ホームへと向かおうとした。



・・・・っ!!



でも私はその足を止めた。



そうだ!



大事な事を思い出し、すぐにまた愛斗の方を見る。



「愛斗ぉっ!」



人ごみにかき消されないように叫ぶ。



「あの事・・・誰にも・・っ」



まだ話し終わってないけれど



「言わないよ!」



愛斗は大きな声でそう言ってくれた。



その言葉を聞いてほっとした。



また笑顔で手を振り合って私は愛斗に背を向けた。
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