年上の彼女 ジョンフンの場合
くたくたで家に帰ったら、

ユリさんが、いつになく怒っていた。

僕が、電話もなにもしなかったから。

今までのイライラがたまって爆発したようだ。

僕は、しまった、悪かったという気持ちが

なかったわけじゃない。

ただ、疲れていた。

ユリさんを思いやることが、十分にできなかった。

ユリさんは、うちを飛び出てしまったが、

僕は追いかけることをしなかった。

呆然と立ちつくした。
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