年上の彼女 ジョンフンの場合
アクセサリーの店なんて、

一人じゃ入れない。

「かわいい!わたしだったら、こんなのいいなあ。」

なんか、派手なイアリングを選んで鏡を見てる。

自分のことのように楽しそうだ。

「ソヨンじゃなくて、ユリさんに似合いそうなの!」

「はい、はい。彼女、華奢だから、シンプルなネックレスがいいかな。」

「これなんか、どう?」

鎖に、真珠がたくさんついている。

「うーん。いいけど・・・高っ!」

「あはは・・・ちょっと無理か。」

くー、もっとがんばらないとなー。

「あ、これ!月と星だ。」僕は、ピンときた。

「どれどれ?いいんじゃない。

 ジョンフンが選んだって感じだし、ユリさんに似合いそう。」

 「これ、ください。」

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