遠い存在

それからブツブツ考えていたら…


「おい。何さっきからブツブツ言ってんだよ。」



と、前の席の方から声が聞こえてきた。





『考え事。』



とだけ言ってまた考えてたら、




いきなり頬っぺたを摘まれた。






『っ!いった〜い!ちょっと大地何すんのよ!』




あたしは摘まれた頬をなすりながらつまんできた奴を睨んだ。




「俺知らねー。だいたい紗枝が無視するのが悪ぃんだよ。」





と、悪びれた様子もなく言うこいつ。
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