激甘Milk*Tea+

◎灼熱の太陽からside尚輝






「──ふぅ…」


実習生だからといって暇なわけじゃない。

俺は今、凄い量の小テストの採点をしている。


教科は数学だから裕之さんとは違うけど、かなりのスパルタ教師が俺についている。



「福田先生…手が止まってますよ」

「あ、はいっ!」


優しく微笑みながら指摘するベテラン教師にたじたじしてしまう俺を見てニヤニヤと俺の斜め前の机に座り笑う裕之さん。



「……裕之さん、笑わないで下さい」

「悪い、悪い」


小声で訴えるが全く悪いと思ってる様子はない。


…裕之さんの相手をしちゃ駄目だ。


そう思った俺は裕之さんをスルーすることにし、目の前の作業に取りかかった。




────その時ちらっと裕之さんの酷く辛そうな顔が視界に入ったが、俺は秘美と喧嘩でもしたのだろうと気にすることなく作業に没頭した。





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