マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
ピットリ引っついて、頭を千梨の胸に預ける。


制服越しに、規則正しい心音が聞こえて来た。


「スーーーー…クーーー………」


意識が夢の中に行っても、千梨の制服を握る手は離さない。


久し振りに、安眠出来た気がした。


「……たくっ………マジで無防備だな………襲っちまうぞ?鈍感天然」


千梨は私が寝た後、私の前髪をかき上げて…………オデコにキスをした。




「連香………友達でもいい。だけど絶対振り向かせるから……頑張るわ、オレ」




それから1時間目の授業が終わるまで、私と千梨は理科室で眠っていた。
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