マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
「連右、私だって天然じゃないわよ!!もう!」


「言っとくけど私だって天然じゃないからね?お父さん」


お母さんと紀右が私のすぐ後に続けて反発。


千梨とお父さんは、どちらもため息をついて頭を横に振っていた。


「ま…まあ、そんなワケで君にも厳しく当たってしまったワケだが………君なら連香を任せられる。信頼しているよ」


お父さんが千梨の肩を2回ポンポンと叩く。


すると千梨の顔がパァァァと明るくなり、華やかになった。


「ありがとうございます!オレ頑張ります!!………えっと……」


急に言葉に詰まる千梨。
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