マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
あっちはオレに気づかず、公園を素通りしようとしていた。


「連香っ!!」


こんなチャンス逃してなるものかと、名前を叫び、駆け寄る。


連香がオレに気づいた。


「…………っ!?」


大きな目を更に大きく開き、驚いた様子の連香。


紙袋を両手で握りしめると、そのまま走り出してしまった。


「へっ!?オイ、連香!?」


なんで逃げるんだ!?オレだって分からなかったのか?


イヤ、ハッキリオレだって認識してたよな!?


「クソッ……逃げられると思うなよ!」


とりあえず取っ捕まえてやろうと、オレも走り出した。
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