マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
小さい頃から、昔ながらの性格の親父に言われて来た。


『男は大切な人が亡くなった時位にしか泣くもんじゃ無い』


『女の子は泣かすなよ?きちんと大切にしてやるんだ』


ごめん、親父……


自分の涙はギリギリで止まってるけど…オレ女の子泣かしちまった。


しかも同じ女の子を……“また”――――…


「分からない…?本当に分からないの?」


連香の真冬の冷水よりも冷たい声。


今まで聞いた声の中で、最も冷たかった。


「ああ。こんなオレは最低なのかもしれない。でもコレだけは聞いてくれ」


体も震えが止まらない。
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