皇子と私

理央は不思議な笑みをして言った

「あぁ……十分だ。」


「理央……お前………」


佐喜は理央を睨んだ。


理由は分からないが凄く怖い。


佐喜はまた私の手首を掴んで言った。

「戻るぞ。気分が悪い。」


私は、黙って従うしかなかった。

佐喜が、いつもより怖いこともあるがこれ以上理央と一緒にいたくないということもあった。


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