桜☆武勇伝
男はそういうとあたしの携帯を両手で持った。
「あ、そだ。返してよ、携帯」
「嫌だね!これを今から逆パカしてやる」
「あっそう…」
まぁいいけど。
あいつに連絡取れないのはなんだけど…別に他に使い道ないし。
「あっそう…って!!お前物をもっと大事にしろよ!物一つ一つにも命が宿って…」
なんか語りだしたし…。
「じゃあ返してくれたらいいじゃん」
「あ、おう!すまん…」
男はアッサリあたしに携帯を返してきた。
まぁそれでいいならいいけど…。