社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



「そのだな」

「うん…」

「いつ分かったんだ?」





やっぱり聞いていたんだ。


お父さんにそう聞かれた私は産婦人科の出来事を含め全て伝えた。





「―…すっごく良さそうな先生で産婦人科の雰囲気も私は好きだったよ」





そうかそうかとお父さんは頷きながら聞いてくれて、お母さんはというと私の顔とお父さんの顔を交互に見つめ相槌をうってくれた。





「安定期に入るまで大人しくして」

「そうよ、優子。もう無茶な事は絶対にしちゃ駄目よ」

「ああっ、そうだ!こうしよう。優子は明日帰らずここで暮らすのはどうだ?今は優子が一番落ち着く場所で安静する事が大事だとお父さんは思う」





少し考えてもいい?


その意味も込めありがとうと言った。



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