社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



すぐ寝付ける程に眠いのならベッドでゆっくり寝させてやりたい。


それが一つ。


あと、もう一つは優子の寝顔を正面から見たいって気持ちで。


だって俺がハンドルを握っている間はじっくり眺めれないだろう?


こんなに可愛い優子の寝顔を。





「優子」





寝てる優子の名前を呼ぶ。


それも聞こえないような小さな声で。


別に返事が欲しい訳ではなくただ単に名前を呼びたくなった。


優子、と。





「……んぅ」





そんな優子の声が隣から聞こえてきた。


一瞬、起きたのか?


そう思ったがよく考えてみれば寝てる優子が声を出すのは日常茶飯事。


優子自身は知らないと思うが寝返りや寝言は割りと多い方だと思う。



< 250 / 514 >

この作品をシェア

pagetop