社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



「遠慮しなくていい」

「遠慮とかじゃないです…!」





だって、だって。





「全く気持ち悪くないです」

「そうなのか?」





その場でピタリと立ち止まる拓斗さん。


私はそんなにも気持ち悪そうに見えたのかな?





「なら」





拓斗さんが勘違いしちゃったのは掌を口と鼻を隠したのが原因だよね。


うん。


妊娠中の私があんな事をしたら、気持ち悪いから抑えたと思ってしまう。





「その手は?」

「これは…」





恥ずかしいけど…


何故こうしたのかを拓斗さんに言わなくちゃ駄目、なんだよね。





「それはその、拓斗さんがセクシー過ぎて何だか鼻血が出ると思ったからです」



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