社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



「なら質問をかえる。優子はどうしてほしい?」





拓斗さんは時に甘くなり時に意地悪になる。


意地悪になる時は私が動けなくなるような目つきでただただ真っ直ぐ見つめて、そして…





「優子?」





目つきとは真逆で優しい声で私の名前を呼ぶのはそうすれば私が100%口を開くって事を知っているから?


もしもそうだとすれば拓斗さんは当たっている。





「拓斗さんにキスしてほしいです」





答えると拓斗さんはその目つきを変えて目を細めて微笑みゆっくりと私の頬を撫でて、焦れったい気持ちを私に与えてから漸く唇に触れてくれる。


本当、大好き…


そんな拓斗さんの唇にキスしてもらえるのはこれから先私と瞳子だけであってほしいと素直に思う。



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