社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「今度の休みどこか出掛けようか」
「本当ですか?よかったね。瞳子お出掛けだって」
「いや、瞳子は預かってもらうつもりでいる。俺と優子の二人で」
二人って事はつまり…
デート!?
「瞳子が産まれてから付きっきりで優子の時間がないだろう。たまにはいいんじゃないか?」
「……」
「なんて言ったが本当は俺が優子と二人の時間がほしいのかもしれないな。駄目か?」
駄目なんかじゃない。
私もその意見に大大賛成だ。
ふるふると頭を横に振りながら瞳子を抱っこする拓斗さんに後ろから抱きついて、ぎゅーっとぎゅーっと拓斗さんの背中に顔を当てる。
「デート楽しみです」
「あぁ」
「瞳子には悪いけどお留守番してもらいます」