ハーレム ブラッド２
草食系、肉食系？いえ、吸血系男子です
そして６時間目


幸大たちのクラスは激戦となっていた。


「やっぱり喫茶店でしょ？」

姫野が言う。

「仮装がしたいにゃ〜。」

クーニャが言う。

「祭りといったら食い物だろ！」

マリアが言う。

「私はホラーチックなモノが良いと思うわ。」

アゲハが言う。

「私は創作演劇をやってみたい。」

華乃が言う。




「ちょっと…意見がバラバラ過ぎるわよ!!」

黒板の前で朱鳥が怒鳴る。


朱鳥がこのクラスの学校祭実行委員に無理矢理推薦されたのだ。


「幸大、なんとかしなさいよ…」

朱鳥が小声で黒板に文字を書く幸大に言う。


幸大は委員に選ばれた朱鳥の推薦で補佐に就いた。

「んなこと言われてもどうしようもねぇよ…」

幸大が言う。

「もぉ…どうすれば良いのよ…」

朱鳥が言う。

「ふぅ…」

幸大が朱鳥の横に立ちクラスを見渡しながら言う。


「まず、クーニャの仮装って意見だけどアバウト過ぎるし、現在出てる他の意見のどれもが何らかの衣装を必要とするから実質的に仮装と変わらない。


だから、クーニャの意見はカットだ。


それから喫茶店とマリアの食い物って意見も２つとも合わせて飲食店で一括り。

アゲハのホラーチックなモノってのもアバウト過ぎる。

もう少し絞ってくれないとな…」

幸大が言う。
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