ハーレム ブラッド2
「はぁぁぁぁ〜


めっちゃ疲れた。」


幸大が広間に座り込む。



「これで…やっと終わったな。」

ヴァンが言う。


「長いように感じたが実際は一時間半しか経っていないのだな。」


華乃が時計を見て言う。



「ふむ…ダリシスよ、アメリカのクリスマスとやらを味わう時間があるようだな。」

ヴァンが言う。


「そうね。

ヴァンのスピードなら5分も掛からないでニューヨークまで行けるわよね?」

ダリシスが言う。

「無論だ。」






「幸大!

私もニューヨークに行きたいぞ!!」

マリアが言う。


「楽しそうです…大きなツリーがあるのをテレビで見たことありますよ?」

沙羅が言う。

「てか…さっきから御母様は何をやってるのよ…」

朱鳥が呆れながら言う。


「こんな豪華な料理を残すなんて勿体ないじゃない。」

瑠奈はタッパーに料理を詰め込みながら言う。

「あれ?

おじいちゃんは?」

優衣が周りを見ながら言う。


「親父も居なくなったな…」

幸大が言う。




「その二人ならば飲みに行くと行って出掛けたはずだが…」


榊パパが言う。

「まったく…まぁ、良いけどな。」

幸大が言う。



「さて、しばらくは自由行動にして明日の朝、10時に今日と同じ空港に集まってくれればいい。


解散にしよう。」


榊パパはそう言うと立ち去った。
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