【更新凍結中】禁断恋愛◇堕ちてはならないと知ってても


「え!?」


私が手紙を回してしばらくした後、後ろでこんな驚きの声が聞こえた。


......千絵だ。


きっと千絵は、私があんなことを書いたから驚いているんだ。



教室は結構静かだったから、流石に先生も気づいて「どうしたんだ?」と尋ねていた。

そのとき千絵は、皆に注目されて恥かしいのか、先生に声を掛けられて嬉しいのか分からないけど、真っ赤に顔を染めていた。


「い、いえ。何でもありません。......すみません」


そう言って、千絵は席に着いた。

だけどそのときの千絵の顔は、真っ青な顔をしていた。


きっと、私の手紙の内容を見たからだと思う。



......それから、国語の授業が終わるまでは私達は一回も手紙のやり取りはしなかった。





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