キスの相手はあなただけっ!!
第3章 世界中の誰よりも

春 ~MARIA~





春。
桜が舞い落ちる。
それが桜吹雪のようで
きれいで
言葉に出せないくらい
輝いていた。

今日は中学校の
入学式。
そう。
聖夜、優太、三杉、
双葉、七海、恋菜ちゃん
がこの学校に入ってくる
記念日。

私は中2になった。
理子、愛、蘭美、
そして男子テニス部のメンバー。
みんな同じクラスだ。

本当は今日は中2は休み。
入学式だから。
でも部活は変わらずある。
先輩はみんな入学式に出席している。
だから入学式が終わるまでは
体育館の外でまっていろと
キャプテンの野田先輩に言われた。

体育館の外。
桜がひらひらと舞い落ちて
春を感じさせてくれた。
私は、愛、理子、蘭美と一緒にいた。
理子と蘭美は吹奏楽部で部活は違うけど
待っていろと部長にいわれたらしい。

「もう4月かぁ~。」

ほのぼのとしていう愛。

「短かったね。」

と蘭美。

「今年からは毎日見れる!」

と興奮気味の理子。

「朝練のいく時間とか
かぶってたらいいのに・・・。」

と私。
みんなそれぞれの思いを
この舞い散る桜の花びらにのせて
春を迎えた。
愛は双葉に会えるといううれしい思い。
蘭美はテストがあると不安な思い。
理子は三杉に会いたいという思い。
そして私。
私は、
早く返事が欲しいという思い。
みんなの思いが
一枚一枚風にふかれて
心地よく落ちていく。
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