※犯罪です。

先生の長い話しと自己紹介も終わりクラスもざわざわと騒ぎ始めた



ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ―――


「はいじゃぁ10分後に体育館にいくのでその間にトイレなどをすましておいてくださいね」



『はーい』



(じゃぁ私も一応トイレに行こうかな)


そう思い歩き出した時､



「ねぇ花崎ー」



ちょっとイカツそうな男子たちに呼び止められた



(えっと…この人は確か…桐田(ｷﾘﾀﾞ)だったよね…?)

「ん？どうしたの？」



「そこに落ちてる消しゴムとってくれるかな」



見るとユイの側には消しゴムが落ちていた



「あぁ…うん」



そう言い消しゴムを拾おうとしたユイを誰かが肩をひいた



「拾わなくていいよ」


「えっ」


驚いたユイは顔を上げる


(か、カッコイイ!!!!!!/////)



ユイの肩をひいた男子は変わりに消しゴムを拾い桐田に投げた



「そういう変な小細工やめなよ」


「チッ」


桐田たちは舌打ちをして廊下にでていった



「大丈夫だった？」


「えっ？あっ…」


ユイはとっさにその男子の上履きをみて名前を確認した


そこには〈大森〉と書いてある綺麗な字



「あ、ありがとう…お、大森くん…」


「うん」


大森は優しい笑みを浮かべて教室をでて行ってしまった



「ユーイ!!!!」



「あ、甘奈」



「良かったねぇ！学校の王子さまに助けてもらっちゃてさぁ!!!!」



「うん…でも…なんで…大森くんは私を止めたの？」



甘奈は目を見開いて驚いた


「えっ!?気づかなかったん!?」



「うん…」



「そりゃ桐田たちがユイに消しゴム拾わせてユイのパンツ見ようとしたから


大森くんはとめたにきまってんじゃん!!」



(えっ!?うそっ!!///)



ユイは両手を真っ赤になったほっぺに包み、しゃがみこんだ



「ちょｗどうしたんユイｗｗ」




「どうしよう甘奈…」




「私………」




「好きになっちゃったかも……」


























「……桐田を!?」



「大森くんをだよ!!!!!」




今日からユイの片想い生活も始まる