さくら色 〜好きです、先輩〜

凛々とした声で俺に任せて、と言う先輩を信じて、恭介のことはお願いする事に決めた。


でも私の口からもいつか報告したいな…

恭介は私の大切な幼馴染だから。


ーーーーーーーーーー・・・・・


それから二日後の昼休み、先輩から恭介と話したとメールが届いた。

恭介が教室に戻ってきたらどんな顔して会えばいいんだろう。

急に変な冷や汗が出てきて何だか落ち着かない…


ガラガラガラッ!


「葵!!」


勢いよく教室の扉を開けて私を呼んだのは恭介だった。




< 303 / 499 >

この作品をシェア

pagetop