《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
哲さんは慣れた感じに、ホストと会話を交わし、店の奥へと突き進む。
初めて足を踏み入れる店に私の胸が踊っていた。


好奇心と緊張感が混じった心が…身体を熱くさせる。



私は哲さんと並んでソファーに座り込む。



「哲子さん・・・」


ほんの数秒でホスト姿の佐久間君がやって来た。


「!!?」


「あんたの言う通り…大口を連れて来たわよ!私の店の常連さん…あの桐生建設の社長夫人よ!!」



「初めまして…桐生留奈です・・・」



「初めまして…サクヤです」



佐久間君は私の前に跪き、名刺を渡す。



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