《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
「・・・俺…ダメなんだ。女王様タイプの女は…。母親がそうだったから」



「!?」



「…だから…あずささんに代わる大口の客が欲しくて、留奈さんに目を付けた…。まさか…留奈さんが哲子さんの知り合いだったなんて」



「・・・」




「幼稚園じゃあ~子供は無視されてる?」



「…うん…まあ~」



「…そっ。昨日…あれほどの念を押したのに…酷いね…」



心配そうに見つめる佐久間君。


間近に見えるお父さんの瓜二つの顔。



私の鼓動は高鳴っていく。


「…俺もいじめられっ子だったから…留奈さんの子供たちのキモチを考えると胸が痛む」


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