そんな君に一目惚れ



藍田理沙。


市内の進学校に通う高校3年生。



卒業に響く成績なので家庭教師を雇ったとのこと。


学校の成績は下から3番目。


どうりで、あんなに苦手が多いわけだ。


進学をしないので受験はなし。


家が会社ってことはそこを継がなきゃならないってことだと俺は悟った。


(大変なんだな・・・)


彼女の顔が思い浮かんでドキッと心臓が高鳴る。



胸に手を当ててみた。



ドクンドクンと一定の間隔で心臓が波打っている。


本当になんなんだ?これはいったい?



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