そんな君に一目惚れ





だけど仕方ない。



目の前に好きな子がいて、座っているのはベッド。



まあ座らせたのは俺だけど、あんな可愛い態度だったら襲ってくださいと言っているようなもんだ。



だから我慢してたのに、返事をちゃんと言わないからこうなってしまった。


全部理沙が悪い。


いや、俺が悪いんだよな・・・。



そんな風にあきれていると、理沙がもぞもぞと動き出した。



「起きた?」


俺が問うと、


「ん」



と理沙は小さく答えた。


「せ、先生!?」



理沙は起きてすぐに顔が真っ赤になった。






< 62 / 94 >

この作品をシェア

pagetop