お見合い恋愛
3.キミを守りたい
週が明けて次の月曜日

俺は三浦課長に呼び出された。

電話では仕事の件だと言っていたけれど、多分唯香さんのことだろう。

仕方なく今日は残業をあきらめて、定時後三浦課長の指定した店へと向かった。







「あ、こっちです。榎波さん!」

指定の居酒屋に行くと、奥のほうの席で三宅課長が手をあげた。

その店は安さと魚の新鮮さが売りの、チェーンの居酒屋だ。

そして、その中にいる三宅課長の表情はなぜか明るく

ちょっとだけ腰がひけていた俺は少しほっとした。


「すみません。遅くなって」


そう言って椅子にカバンを置き、上着を脱ぐ。
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