涙の理由。〜愛してた、君のこと〜





「 やだ 」



「 んだと? 」




怖い。

この人も絶対私の前から一瞬にして

消えるんだ。


そして無理矢理抱くんだ。


やだ。


やだよ。


怖いよ。



「 や、 だ、、、 怖い、、 」



私は耳をふさぎうずくまった。



涙が出てきた。


「 お前、大丈夫か? おい、」



「 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい 」



え、、、温かいのは何で?


ぎゅってされてる。


「 俺な、お前の事ずっと好きだったんだ 」



え、


「 俺の名前は、龍崎優 」



え、え、


あの龍崎くん、、、


え?
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