初めては幼なじみ(真樹サイド)~手のかかる転校生~
そんな中で、光輝に彼女が出来たと聞いた。
二年間、光輝だけを見て来たわたしにとっては、大変ショックなことだった。
光輝との関係を壊したく無い思いだけで、告白もせず、ただ、見守って来たわたしには、これほどショックなことはなかった。
しかも、光輝が自ら告白したと聞いて、眼の前が真っ暗になった。
相手の子は、わたしとは正反対のタイプの子だった。
誰にでもキラキラと笑い掛けて、誰にでも好かれるタイプの子だった。
アイドルのように取り分け可愛いと言うわけでもないが、人を惹き付ける何かを持ち合わせた子だった。
どちらかと言えば完璧主義のわたしから見れば、誰にでもいい顔の出来る流されやすいタイプに思えた。
光輝は彼女のどこが好きなのだろうか?
そして、彼女も光輝に対して、どれほどの思いがあるのか、どちらも疑問に感じた。
別々のクラスで、一度も接点のない二人。
彼女は、光輝の何を知っているんだろう。
わたしは……彼女の何倍も光輝を見てきている。
光輝のことならなんでも分かる。
それなのに、光輝の傍にいることを許されたのは、わたしではなく彼女だっ
た。