恋愛野獣会
パンパンに膨らんだカバンを肩に提げて、部屋を出る。



と、部屋のまん前に白夜先輩が立っていて、私は足を止めるハメになってしまった。


「どいてください」



キッと相手を睨みつける。



いくらカッコよくたって騙されないんだから。

< 92 / 501 >

この作品をシェア

pagetop