初恋の続き

デートの終わり

楽しかった一日が過ぎて
もう辺りは真っ暗で…

あなたは
遅くなるといけないからと
早く私を送ってくれようとする


だけど
私はなんだか寂しくて…

ずっと道が続けばいいのにと
本気で思った


このデートが
償いのデートなんかじゃなくて
あなたも私と同じ気持ちかもしれない
そんな奇跡を信じてみたくて
少しだけ勇気を出したの


帰り際
あなたの胸に
軽く飛び込んだ私を
あなたは小さく抱きしめて
けれど すぐに突き放した


あなたが私を見つめる目は
"別の恋を見つけろよ"
そう言っているようで
やっぱり私がどれだけ想っても
この思いは報われないのだと悟ったの


ふんわり柔らかに
優しい瞳で
私をなでるあなたに
キュンとときめきながら
泣いてしまうそうになった


大好きよ

あなたの背中に
心の中で そう呟きながら
デートなんかに誘って
私の恋心を弄ぶあなたを
少しだけ 恨んでみた








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